sokolov

こんばんは^ ^
名古屋市緑区、天白区のピアノ教室、ピアノ講師の稲波亜美（いなみあみ）です。

Gregory Sokolovの演奏を、最近は聴いています。
ソコロフは、ロシアのピアニストで、なんと16歳の時に、チャイコフスキー国際コンクールで優勝、現在、年齢は若くありませんが、今までに、カーネギーホール、ウィーン学友協会など各地で演奏しています。

今回、私が聴いたのは、最近のパリでの演奏の映像で、聴いてまず驚くのは、美しい音色でした。あの巨体からあの音色…と失礼なのですが^_^;まずは、そう思うと同時に、計算された解釈と、暖かみのある深い情緒性…素晴らしいテクニック…

曲目は、意外にも、ベートーヴェンのソナタOp.14-1,2そして、田園ソナタから始まりました。

ベートーヴェンのOp.14-1,2（９番、１０番）のソナタは、ピアノを習っている人ならいずれは、誰もが通るソナタで、私も、過去に恩師に初めて持って行った曲が、9番でした。

あの時の演奏は、今思えば、散々な何も音色どうのと考える余地なく^_^;めちゃくちゃな演奏で…聴いてくださった先生も、フォローのしようがない演奏だったのにも関わらず、「これからは、こうして、ああして、こうしましょうね」と、寛大な言葉をくださったことを思い出しました…。

あの時に、深い芸術がわかるレベルで、且つ、ソコロフのような素晴らしい芸術作品の演奏を聴いていたら…と、自分のあの時の無知さが、恥ずかしいくらいでした！

ピアノを長年習っていても、ピアニストのホロヴィッツや、ソコロフ、アルゲリッチ、ネイガウス、トリフォノフのような芸術作品としての演奏が果たしてわかるかどうか…というと、それは、普段、生活の中で聴いているか、がまず第一で、それから勉強していく中でようやく、じっくり聴いてみよう！という段階に入ってからのレベルだと思います。

今まで師事した先生方は、私は、練習だけは熱心で努力は認めてくださいましたけれど、今思えば、散々たる演奏によくも、お付き合いくださり、いつも、あたたかいお言葉と共にレッスンをしてくださったなあと…
練習時間は、当時の１日８時間ほどだなんて、全く取れませんが、ロシアピアニズムを通して、ピアニストたちの演奏のカラクリを納得しつつ、今の自分がそれだけ音楽的に少しは成長できた事と共に、先生方に、感謝の気持ちが沸いてきました。

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今日も、遊びに来てくださいまして、ありがとうございます。

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